春の別れ

これは旧ノライオスタイルのエントリーです。

「いままでありがとう。ほんとうにありがとう。
君と過ごした時間は本当に楽しかったよ。」
僕のもとを離れようとするキミに最後にそう告げた。
キミは振り返る事無く、夜の道を進んでいった。
思わず駆け出しそうな僕の足。
その衝動をぐっとこらえ、消えてゆくキミの背中を見つめていた。
いつしかその背中も夜の闇と同化し、僕はゆっくりと歩き出した。
「さよなら」
そうつぶやき、ふと空を見上げる。
彼女と行った色々な場所が空に映っては消えていった。
今にも落ちる涙が伝っていきそうな僕の頬を春の風が撫でていく。
冷たく尖った空気は去り春の風が僕を暖かく包んでくれていた。
そうか、もう春か・・・。
(Please Push [Ctrl]+[A])
あ、車を廃車にしたんですよ。
勘違いした方ゴメンナサイね。

1 COMMENT

×

SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
才能あるね。
ウルウルきたよ。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です