先日の湯沢中里では実際に雪山でBONXを仲間と使ってみたので簡単にレビュー。
BONXをゲレンデで使ってみた
今回は僕の持っているBONX GripとBONX V1(初代の)の2つで2人で使ってみました。4人で滑っていてそのうち2人がBONXを装着している状態で滑走。
BONX Gripは iPhone6 iOS10.2 Softbank
BONX V1はiPhone7 iOS10.2 au
共にBONXアプリは最新バージョンをインストールしての使用でした。
場所は新潟県・湯沢中里スキー場
気温は-4℃前後で雪の降る寒いコンディション
いきなり接続で軽くつまずく
ペアリングは以前に設定していたのですんなり接続出来たが、音が出ない。いや、出てるんだがイヤフォンからでは無くiPhoneから出てるぞ。
もう一つを使っているD氏も同じ状態。ん?どうなってんだ?
アプリを見てみると、「スピーカーの出力をBONXに設定しやがれ。画面を下からスワイプすると出てくるからな」的な事が出てました。
どうやらiPhoneの音の出力設定がiPhoneになったままでBONXに設定されていなかったようです。
というわけで、一旦ホーム画面に戻って画面の下から出て来るやつを出します。
オーディオ出力設定が無い…
ここでちょっとつまずいてしまったのですが、どこにあるんやと探した結果
下からスワイプして出た画面をさらに左にスワイプしたらMUSICの項目が出てくるのでそこの下の部分にあった!
と言うことで
BONXがオーディオの出力先に設定されてない場合はホーム画面を下からスワイプしてコントロールセンターを出し
さらに左にスワイプした画面の下の方に設定があるよ
これで接続完了。ばっちり聞こえる状態になりました。
実際に滑りながら使ってみたよ
無事接続が完了したので、実際に使ってみたのですが、この日滑った湯沢中里スキー場は携帯の電波の入りが良く快適に使えました。
正月に赤倉観光の上の方で使った時は、電波の入りが悪くグループを出たり入ったりして安定しなかったのですが、今回は常時繋がってる状態でかなり安定していた。
音声の遅延は多少あるけど、目の前で2人で話しているとさすがに違和感があるのですが、滑ってる時は離れてるし見えない場所にいる時はまったく気になりません。
今回はゲレンデの状況はパウダーだったんですけど、まだ積雪量が十分でなく所々段差が大きかったり木の枝が生い茂ってたりとトラップがいっぱいあってBONXがめちゃ役に立った。
先に滑った人が、後から滑る人に「右の方は落ちてるんで左から来たほうがいいよ~」とか「もう少し下まで降りると藪が薄くなってるんでそこ越えればオープンになるで」とか「ここは割れてて危ないから絶対に通るなよ」、「端の方はまだまだ雪残ってるんでそっちのラインが良さそう」などなど上からでは見えない部分の状態を伝え合えるのはかなり良かった。おかげで危ない箇所を回避したり気持ちいいラインを滑れたり。
・埋まっちゃったんで先に行っといてくださーい
・この先の分岐の所で待ってまーす。
・今から下のリフトで上がります
・右のコース行くよー
・今のヤベー!などの歓声
などいちいち大声出したりポケットから電話出したり、身振り手振りでジェスチャーしなくて良いので楽でした。
電池持ちやアプリの性能など
電池はiphoneが朝90%、BONXが満タンからスタートして、3時間程度使ってiPhoneが60%程度
昼飯時にモバイルバッテリーでiPhoneだけ充電して12~14時半位まで使ったのですが切れること無く持ちました。BONX側も途中の充電無しで最後までバッテリー切れは無し。
気温もマイナスでかなり寒かった中でこれだけ持てば十分じゃないかな。
2人とも喋って無い時は、周囲の雑音も聞こえなく切断されている感じで、どっちかが喋りだすとONになる設計みたいでそこら辺がバッテリーの消耗を防いでるのかも。
アプリも以前よりかなり安定していて、1,2回電波の状態が悪いからかグループから勝手に出てしまったけど、自動で再度グループに繋がって再び通話可能にと特に困ること無く使えました。去年使った時は一度圏外に行くと携帯出してアプリ起動してもう一回グループに入っててやってたけど改良されてます。
バージョンアップで去年の段階よりかなりアプリが良くなってるなと感心。
僕は厚めのバラクラバを着けていたんですけど、声もしっかり拾って伝わってみたいでマイクの精度もなかなかのもんです。
ちなみにアプリで最初にグループを作る時に誰が親になってみんなを招待するか決めてから作ったほうがスムーズです。みんなが一斉にやっちゃうとワケワカラン事に。
BONX使って気になった点
音質はそこまで期待できません。
通話の音質は電話などに比べるとやはり落ちてしまうけど、会話するには十分。その音質に慣れてくるしもうちょっと良かったらなとは感じるけど、そこまで不満は無いです。
電話やイヤホンだったらそっちに意識が集中してしまうけど、BONXは片耳な上に少し距離があると言うか奥の方から聞こえる。表現しにくいんですが、ちょっと違う感じの聞こえ方するので、そのおかげで近くの人との会話も困らないのが逆にいいのかも。
僕は新しい方を使ってたのですが、新型になって装着感はアップしているものの、寒い中数時間装着していたらさすがに最後の方は耳が痛くなってきた。
ただ、もう一つの旧型を貸していたD氏は全然問題ないと言っていたので耳の形やイヤーループのサイズ感で個人差はありそうですね。
離れて一人で滑ってる時は独り言を言いながら滑る奴になってしまうので、周りの視線に注意。
BONXに向かって仲間に話しているんやけど、周りの知らない人が「ん?俺に何か言ってんのかな?」みたいな反応してきます。喋りながら滑る変な人と思われないよう注意。
BONXをゲレンデで使った感想をまとめると
・携帯の電波が良い環境では快適に使える
・状況の伝達がしやすい
・バラクラバしてても音はちゃんと拾う
・音声の遅延はあるけど特に気にならない
・電池は滑ってる間なら十分持つ
・アプリが以前より安定している
・音質はそこまで良くないけど会話は十分できる
・一人の時に喋ってると他の人がこっち見る
・新型でも一日着けてると耳が少し痛くなった
・リフトでは横の人喋ってるのかBONX同士で喋ってるのかよくわからなくなる
今回は2人での使用やったけど、仲間全員が繋がってたらもっと楽しいだろうからBONX仲間が増えて欲しいな。
ワイワイ色々言い合いながら滑れるので楽しいよ!
サイクリングで使用しましたけど、バッテリーは2時間持ちませんでした
1日持たせるとなると、アウトドアでハンズフリーでは不可能だと思われます
理由は息をする音で反応するので、ずっと音声が繋がりっぱなしになります
スノボでも使ってみましたが、90分程度で1日使えることはありません
理由は上記と同じです
予備のバッテリーが交換できるとか、電池式であれば完璧なのですけどね